火葬の具体的な流れや時間を知り落ち着いた対応をしよう

大切な人を亡くすと、通夜・葬儀・告別式・火葬の一連の流れを経験します。

中でも火葬場は、故人に最後の別れを告げる場であり、最も辛い瞬間です。

 

故人を安らかに見送るためには、火葬の流れや正しい作法を把握しておき、悔いなく終えることが大切でしょう。

 

そこで今回は、火葬に関する知識や注意点を紹介します。

もしもの時のために、ぜひ参考にしてください。

火葬 時間

ここでは、火葬のタイミングや火葬をする時間帯を見ていきましょう。

火葬のタイミング

法律上、火葬は故人の死後から24時間以内は行えません。

これは、故人の蘇生の可能性がないことを確実に証明するためです。

ただし、感染症による死亡や妊娠24週未満の死産児の場合は、例外として死後24時間以内の火葬が許可・推奨されるケースがあります。

 

また一般的には、故人の死後数日以内に、通夜・葬儀・告別式・火葬の順に行われるでしょう。

これを「後火葬」と呼ぶのに対し、一部地域では先に火葬を行う「前火葬・骨葬」も見られます。

遠方で亡くなったり、遺体の腐敗を防いだりする際には、火葬を行った後に、お骨を祭壇にまつり葬儀・告別式を行うケースもあるようです。

さらに、葬儀や告別式も省略し、火葬のみ行う「直葬」も存在します。

火葬をする時間帯

火葬は、午前中〜お昼にかけて行われるのが一般的です。

葬儀・告別式後に火葬場へと移動するため、11時〜14時ごろが火葬場が最も混雑します。

火葬とは

そもそも火葬とは、具体的にどのような工程を踏むのでしょうか。

ここでは、火葬のパターンやスケジュール、気をつけるべき注意点を確認しましょう。

火葬の種類

火葬の種類は主に、台車式とロストル式があります。

国内の多くの火葬場で採用されている台車式は、火葬場到着後に棺を乗せた台車を、コンベアでそのまま火葬炉に入れる方式です。

一方で、ロストル式は、網状のロストル(格子)に棺を乗せて火葬します。

 

通常、台車式の方がロストル式より火葬に時間がかかりますが、遺骨が綺麗に残る傾向が見られるようです。

火葬の流れ

では、火葬場に移動してから収骨するまでの実際の流れを見ていきましょう。

出棺・移動

葬儀場にて告別式を終えると、火葬場へ故人を出棺します。

出棺式は、棺にお花をたくさん手向け、故人のお顔をじっくり拝める最後の場です。

 

出棺式の最後には、遺族・親戚が前方へ集まり、参列者に向けて喪主が代表して挨拶します。

その後、霊柩車へと棺を運ぶと、火葬場への出発です。

 

霊柩車には、喪主や故人と縁の深い遺族が乗るケースが多いでしょう。

霊柩車に同乗しない場合も、位牌を持つ喪主・遺影を持つ遺族・僧侶などが霊柩車に続き移動します。

それ以外の親族は葬儀会社のマイクロバスなどに乗り、全員で火葬場に移動するのが通常です。

 

出棺式が終わると比較的すぐに火葬場へと向かう流れになります。

お手洗いなどは告別式後に済ませ、スムーズに移動できる準備をしておきましょう。

到着

火葬場は、葬儀場から車で30分〜1時間圏内に位置している場合が多いです。

火葬場に着くと、霊柩車から棺を台車に乗せ、火葬炉の前まで移動します。

 

火葬許可証を持っている場合はこの時点で火葬場の受付に提出しますが、葬儀会社が代行してくれるケースもあります。

 

また、分骨を希望する際は、分骨証明書の提出が必要です。

納めの式

火葬炉の前では棺を安置し、位牌と遺影を飾って、納めの式が行われます。

納めの式とは、僧侶が読経し、遺族・親戚が順番に焼香する儀式のことです。

火葬

納めの式を終えると、火葬に移ります。

点火のボタンは火葬場の係員が押すのが一般的ですが、喪主や遺族が押すケースもあります。

待機

火葬を待つ間は、控室などで過ごします。

収骨のアナウンスがあるまで、ゆっくりと待ちましょう。

収骨

火葬が完了すると、収骨へと案内されます。

収骨では先に、喪主や故人と縁の深い遺族数名で、遺骨の確認をするケースもあります。

 

収骨とは「お骨上げ」とも呼ばれ、二人一組で遺骨を骨壷に収める儀式を指します。

全ての遺骨を親族で収める訳ではなく、大きな遺骨を優先的に収め、残りは火葬場の係員が丁寧に収骨するのが通常です。

その際、体のどの部位の遺骨であるのかを説明してくれます。

全ての遺骨を収め骨壷の蓋を閉じると、埋葬許可証と共に白木の箱へ包んでもらいます。

火葬の注意点

火葬にまつわる注意点を見ていきましょう。

副葬品

棺に入れられる副葬品は、手紙などの紙類、お菓子などの食料、生前身に付けていた衣類などです。

不燃製品や環境汚染・設備故障に繋がる物品は、棺に収められません。

納棺式などの際に、葬儀会社のスタッフに相談しながら入れましょう。

火葬(埋葬)許可証

火葬許可証とはその名の通り、遺体の火葬を認める証明書です。

死亡届を提出した際に申請し、その場で受け取ります。

 

ただし、死亡届の提出と火葬許可証の手続きを葬儀会社が代わりに行ってくれるケースもあるでしょう。

 

火葬許可証は火葬後、埋葬許可証として納骨の際に必要な書類となります。

紛失しないように大切に保管しておきましょう。

火葬場へ行く人

火葬場へ行く人は、遺族や親戚・親しい友人・知人など、故人と縁の深い人に限られます。

そのため、告別式・出棺式が終わった時点で、大半の参列者と別れることになるため、後日改めて感謝の気持ちを伝えましょう。

火葬 待ち時間

火葬場では、故人の火葬が終了するまで一定時間待たなくてはなりません。

ここでは、火葬に要する時間や、火葬を待つ間の過ごし方・マナーを見ていきます。

火葬に要する時間

火葬にかかる平均時間は、1時間〜2時間程度です。

年齢や体格、火葬の方法などによって個人差があります。

火葬場での待ち時間の過ごし方

火葬を待つ間、どのように過ごすかは、それぞれ異なります。

 

控室で精進落としの食事をするか、飲み物や軽食などを用意して待つのが一般的でしょう。

いずれの場合でも、会葬者や僧侶へのおもてなしを忘れてはいけません。

 

火葬場でどのように過ごすかは、事前に決めて準備をしておきましょう。

火葬場で落ち着いた対応をするために

いかがでしたでしょうか。

今回は、火葬の具体的な流れや注意点を紹介しました。

参列経験がないケースや、大切な人を亡くした際、やるべきことが多く慌ててしまう時もあるでしょう。

少しでも落ち着いて故人を見送るために、事前にポイントを抑えておきましょう。

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